このような患者さんの自宅を訪問し、定期的に診察します。検査、注射、処置なども自宅で受けることができます。
また、医師の他、看護師、理学療法士、訪問介護員(菜の花ヘルパーステーション)、ケアマネジャー(菜の花ケアプランセンター)と連携し、患者様が適切な医療や介護を安心して 受けられるよう努めています。
がん治療の最中にはしばしば、発熱・疼痛・嘔吐・倦怠感などの急な体調変化が現れます。当院は各がん診療拠点病院と連携して、がん患者さんの在宅での治療・療養をサポートしています。抗がん剤などの集中的治療が終わった後のベスト・サポーティブ・ケア(症状を緩和して生活の質を高めるための治療)も、診療拠点病院からの依頼を受けて当院から提供しています。
Aさんは、末期癌と診断され、残された時間を住み慣れた自宅でできるだけ長く過ごすために、在宅医療を受けることにしました。
Aさんは肺に転移があり、呼吸が苦しいときは、モルヒネの内服薬を使用しました。徐々に内服薬を飲むのも難しくなると、モルヒネは持続注射に切り替え、酸素吸入(在宅酸素療法)も行い、苦痛を軽減できるようになりました。
Aさんは最期まで強い痛みや苦痛を感じることは無く、家族のもとで過ごすことができました。
足腰が弱って医療機関に通えなくなったり、長い待ち時間に耐えられなくなったりして通院が難しくなったら、在宅医療の出番です。物忘れのために1人で通院できなくなった場合も在宅医療を提供できます。
Bさんは、約20年以上前から糖尿病と高血圧を患っていて、さらに数年前からは心臓も悪くなり、何度も入退院を繰り返すようになりました。
入院するたびに気力と体力が落ちていくように感じたAさんは家族に「もう入院したくない」と訴え、病院の主治医と相談し当院での在宅医療を導入することになりました。
Bさんは在宅で生活しながら、訪問看護師による日々の体調観察を受け、訪問診療で細かく薬の調整を受けました。夜間や休日に急に調子が悪くなってもまずは往診で治療を受け、できる限り在宅で過ごしたいという希望に添って生活することができています。
在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法、チューブ・カテーテルの管理、たん吸引など、医療処置を自宅で行わなければならない場合、当院で機器を準備したり、使い方を指導したりします。トラブルが起こったときにもすぐに対応します。
Cさんは3年前に難病である筋萎縮性側索硬化症と診断されました。はじめは当院と総合病院に通院しながらの治療でしたが、徐々に通院が難しくなり在宅医療に移行しました。
呼吸困難に対して用いられる非侵襲型人工呼吸器の管理、および胃瘻からの経管栄養の管理を当院で担い、家族や当院スタッフの看護・介護のもと自宅での生活を続けています。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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09:00-12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
訪問診療 | ● | ● | ● | ● | ● | / | / |
17:30-19:30 | ● | / | ● | / | ● | / | / |
休診日:日曜・祝日
■健康診断の受付
月曜~土曜11:00まで(特定健診のみの場合は11:30まで)